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<<   作成日時 : 2008/06/15 16:06   >>

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山へ行った。  眩しい彼方からの屋根や木々の梢を透かし、飛来する燦たる白光線、窓辺で本を広げ物憂げにJAZZを聴いているぼんやりした不安をそそのかす。

2000年1月11日月曜日

山へ行った。  眩しい彼方からの屋根や木々の梢を透かし、飛来する燦たる白光線、窓辺で本を広げ物憂げにJAZZを聴いているぼんやりした不安をそそのかす。  いわゆる”弛緩、歓楽”ジャズは、かっても一度も感動したことがない。  心底、すばらしい!と、感じたことがないtと思う。  何処か、冷めていて懐疑的にしかJazzと向き合えない。  感激の前に先ず魅力・魅惑の根源とシステムを探ってしまう。  サウンド自体が直に発する魅力、特にサックスのそれはちょっと聴くとたちまち演奏者が解ってしまう、ヴォーカルのように。  小説は詩の書けないやつが書くのさ!、文豪の箴言。  そもそもJazzは、内省的な本質から逃れられぬ、斜に構えたところが魅力であり、常に戦いでいなければならない。  『私は他人の苦しみには同情できるが、喜びには共感できない。- A・ハックスレー』  Jazzで言えば、共感を呼ぶのは、深い失意や絶望であり、疎外感、諦観、寂寥、熱い反逆の思惟。  常に新たに切り開く運動・思惟・エモーション、戦いの動機・躍動みたいなもの。  使用する音列・コードが内省的、下降的なんだから、逃れようがない。  よく晴れた日に野外コンサートで聴くJazz、明るく弾け躍動できない叙情・サウンド、涼しい気持ち良い風が賑わいを程よく吹き流してくれるから、心地良いのさ。  笑わぬ猫である、冷めた目で世界を睥睨し、爪を研ぐ。  ニコチンが壁にへばりついた地下室に、足繁く通った時もそうであった。  真夏の夕暮れ、大方が退散した公園の蝉の競奏を遮り、作り物の騒音が天空に拡散する蒸した暑い日でもそうであった。  プラタナスの木陰で扇状に広がる石造りの椅子で足を投げ出し、蝉の海鳴りを聴いて時もそうであった。 レセプションの壁や部屋全体に人の丈ほどの時計が林立、ブロンズ?の置物が迎えてくれる深緑部屋、天井の星を見上げていたときも。  響音に対峙しアドレナリンを滲み出させていた時、古酒のキックで痺れていた時も疑い続けていた。  JAZZは気持ちを昂揚させたり、わくわくさせることはなかった。  ホーンと木箱の下から這い出る捻れた癖を確かめ続けた。  常に鎮静、澄明、憤怒、発熱のそよぎであり、春菊であり、アルカロイドを滴らせた。  甘美な気遠い熱い晦瞑の中へ、錘のように沈んで往く水葬を想っていた。  体中の血がヒリヒリと戦慄した。  すっかり葉を落としてしまった広葉樹に覆われた、遠くから見る梢の稜線がことごとくみな丸みを帯びていて、可笑しい。  雑木林はそれだけで、類い希なすばらしい魅惑。  澄んだ渇いた空気を切り抜け、直進する照射を真っ向から浴び、怯むことなど一切無く、南方に進撃する。  ところどころ平坦な場所もあるゆっくりした勾配、閑散とした住宅地を縫って登る。  泡立つように真っ赤な小さな実を付けた、灌木を発見するときがある。  ピラカンサだと教えられたのがコレなんだと感じ入る。  丘陵を削って付けた斜面の道を疾走する。  ビュンビュンと冷気を切り裂き潜り抜け、ビョウビョウと耳元で唸る音を引きずりながら。  しめやかに地面が濡れている。  あたりは静謐と呆けたような、鷹揚に満ちた時間が流れる。  雑木林の向こうに陽が没し、背後から無彩色の帳が降りてくる気配を察し、明快な声で明るく親しい人物に別れを告げる。  ヒリ!ヒリ!する手や顔で山を降りる。  真っ赤な大きな太陽を背に浴びて、ジンジンしたエンジンで還る。  余熱とヒリ!ヒリ!する顔で長椅子になだれ込み、ボブ・マーリーを聴く。  久しく聴かなかった昂揚、寂寥、挑発、優しさである。  色褪せることを唯一のぼんやりした心配にし続けた衝撃のバイブレーションである。  カリブの叩きつけるような、『カラリ!』とした感嘆である。  たゆたう安息である。  遠い日の熱い想い出が詰まった、”そよぎ”である。  Bob Marley & The Wailers 1/ ☆□You Tube Search : Turn Your Lights Down Low 1 2 Misty Morning Natural Mystic 2 Guiltiness Is This Love 1 2 Sun Is Shining.. 1 2 3 The Heathen 1 2 Waiting In Vain 1 No woman no cry 1 2 3 Kaya Easy Skanking Time Will Tell Concrete Jungle 1 Kinky reggae Rebel Music Top Rankin' Survival Africa Unite 1 Ride Natty Ride Running Away Talkin' Blues Get Up, Stand Up Stir It Up Work Jamming 1 Julian and Damian Marley NATTY DREAD Redemption Song 1 Jammin' 1 I shot the sheriff War-1 -2 Three Little Birds Iron Lion Zion Lively Up Yourself Slogans Exodus 1 Rat Race So Much Things To Say。

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